読売新聞社が主催する、「家庭教育プロデューサー」酒井勇介氏の
「家庭教育で学力UP! 賢い子に育てる8つのポイント」セミナーに当選して行ってきました。
セミナーは2時間でしたが、講師の酒井先生のお話が面白く、すぐに家で実践できそうな具体的なアイデアが盛りだくさんだったので、あっという間で有意義な時間でした。
行ってみたいけれど、都合がつかない…。
どんな話が聞けるのか、概要だけでも知りたい!という方の為に、
自分の為の備忘録も兼ねて、講演の内容を少しご紹介できればと思います。
時間が合えば、是非一度講演に参加する事をオススメします!
子どものSOSに気づく方法
この講演の冒頭で、賢い子供に育てる為に最も重要なことは何でしょう?とありました。
それは、「言語能力」を育てることで、
その為には親子の会話と質がポイントになるそうです。
我が家で、一番出来ていなさそうなところです💦
日本全体の自殺者は減少している中、児童生徒の自殺者は増加傾向にあり、しかも女の子が多いそうです。
そんな子供達のSOSに気づくためには、
目と顔の表情・態度に気づくことが大切だということでした。
子どもの様子を伺うタイミングは、
①帰宅直後 ②食事中 ③一緒に遊ぶ時間 ④週に1回ノートを見る時
がよいそうです。
特に、④の1週間に1度学校で使っているノートを本人の前で確認し、どんな事を習っているかについて会話をするというところは、これまで出来ていなかったので、すぐに真似しようと思いました。
『今日の学校は楽しさ、何点?』等の声掛けも良いそうです。早速今日聞いてみたところ…
50点…
「勉強しなさい・しよう」は必要か?
これまで、東大や京大にお子様を入れたお母さんが、「『勉強しなさい 』って言ったことないわ~ 」 と言っていたので、鵜呑みにしていましたが…
「 家庭での勉強時間」を決めてから、習慣付けすることが大事なので、
勉強を促すことは「必要」だそうです。ただし、子どもが勉強嫌いにならないように、言い方には要注意‼️
例えば、宿題を終えた後に、プラス家庭学習をするときは、
①あと〇分だけがんばろう!
②〇問、〇ページだけがんばろう!
③次回は〇点取ろう!
と、自分から宣言させるのが良いそうです。
なるほど~。
成績の上がらない子どもの特徴
①学習時の姿勢が悪い
→脳に酸素が運ばれにくく、勉強の効率が悪くなる。
②時間を守らない
→試験や友人関係で苦労をする。
③どこでもゲーム・携帯をいじる
→やりすぎは脳に影響を与える。時間を制限して使用。
学力(教科の平均正答率 ) と平日のテレビゲームの時間は相関あり!?。
④あいさつが出来ない
→学力や学歴とは無関係だけれど、社会人としての第一印象は6秒で決まるため。
家庭環境を見直す
規則正しい
①生活習慣
②学習習慣
③教育環境
を整えます。具体的には、次項で。
どこで?何を?いつ?
家庭学習をどのように実行するか、
どこで?
小学生までは、リビング学習と寝室で(周囲に学用品を整理整頓)
中学生からは、自分の部屋で
何を?
家庭学習といっても、何をすれば良いか分からない方へ…
①宿題・復習
②問題集ドリル
※我が家では、【進研ゼミ小学講座】を活用中。
幼児向けには【こどもちゃれんじ】もあります。
③漢字・計算・音読
リビング学習で親の目が届くところで、
1つ褒めて、1つ注意するのがポイント
いつ?
①夕食前(16時~19時) 学年×最大15分
②寝る前 歯磨き・リスニング英語・読書
③朝 3分の新聞
・暗記学習は寝る前、苦手教科は朝が効果的。
・どこでも漢字・計算・英単語・毎日リスニングを続ける。
最近、我が家でも寝る前のリスニング英語を始めたところでした!続けようと思います🎵
新課程で求められる能力とは?
思考力⇒判断力⇒表現力(+表情)
良く考えて⇒自分で決める⇒話し方や文章の書き方を正しく
①なぜ?どうして?を考える習慣
②感想文や作文を書く
遊び感覚の家庭学習メニュー
【理科・社会】
①クイズを作らせる
②都道府県(県庁所在地)や世界の国を調べる (小3から)
例:ナンバープレートで県名当てクイズ
我が家では、ネイチャービンゴ等を取り入れています!
【国語】
①読書対策 学年×5ページ 速読へ
②漢字しりとり
③新聞の知っている漢字に〇付け
新聞の〇付けクイズは、意外とすぐに取りかかってくれて、
一緒に記事も読めるので良かったです🎵
【算数】
①車のナンバープレート計算
②口頭で文章題
③どこでも計算
テストで間違えた問題は、反復練習
【英語】
①リスニング対策 耳を鍛える英語CD・BGM
【世界の七田式!】35日完結バイリンガル英語脳プログラム<七田式>②これ何?英単語クイズ
食卓や普段の会話の中で、「これは英語で何て言うでしょう?」と聞いて、一緒に確認するだけ!
良い事・悪い事を理解させる教育
新聞の朝読みで、「良い事・悪い事」の判断力を家族で話し合いましょう。
答えが一つではない話し合いが、考え方の勉強になります。
学力テストと家庭環境との因果関係
学力テストの結果が高い生徒が、家庭でできている項目
・ゲーム・テレビの時間制限ができている
・読書に関する働きかけがあり、本の感想を話し合う
・親が「ニュースや新聞記事について子供と話す」
・親が学習に関する働きかけをしている
・文化、自然、芸術に関する働きかけをしている
・子どもとのコミュニケーションができている(今日の出来事、成績、将来、友達、社会の出来事やニュースについて)
まとめ
家庭学習をどうするか悩んでいる方にとって、非常に参考となるセミナーだと思います。
特に、小学生や幼稚園の年長くらいのお子様を持つ方には、すぐに真似できそうな事例を沢山紹介してくださったので、おススメです。
我が家では、 既に取り組んでいる事もありましたが、継続への後押しにもなりました。
また我が家では、「言語能力」や「社会のニュース」等への働きかけが不十分だと感じていたのですが、ちょうど小学生新聞の購読を考えていた時期だったので、これを機に申し込もうと思っています。
セミナーの前から検討していたのよ!本当よ!
酒井勇介氏の講演会スケジュールやホームページはこちらから
酒井氏の著書を読んでみたくて探したのですが見つからず、
他にも「賢い子」に育てる為の著書があったのでご紹介します。
これまで、この手の著書は読んだ事がなかったけれど、色々な人の成功例は参考になりそうです!
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