中学受験にこれまで出題された本や、頻出される作家の作品の中で子供が読んだものを紹介します。
娘が興味を持ちそうな小説から順に読み進めているので、読書が苦手な女子でも取り組みやすいものを中心にご紹介していきます。
ご参考になれば!
中学受験に出題される小説:重松清
中学受験で定番となっている重松清さんの作品。
『小学五年生』や『カレーライス』、『答えは風のなか』『日曜日の夕刊』など、小学生が題材になっている小説が多数の学校で出題されています。
ポニーテール
重松清さんの本が初めての小4の娘に、女子でも読みやすそうな作品を選びました。
母を亡くした小四の女の子と、父がいない小六の女の子が、親の再婚によって姉妹になるストーリーです。
初の重松清さんの作品ですが、内容も小学生女子が題材になっており、面白く読めた様です。
くちぶえ番長
小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。
転校早々「わたし、この学校の番長になる! 」と宣言。
Z会の小学4年生の中学受験コースで紹介されていて、読みました。
低学年〜中学年で重松清さんの作品に触れる第一歩にオススメです!
中学受験に出題される小説:辻村深月
辻村深月さんは灘中でも出題されたことのある小説家です。
かがみの孤城
本屋大賞受賞でアニメで映画化されています。
学校でトラブルがあって、登校拒否になった主人公。
ある日家の鏡の中に入ると、似たような境遇の7人に出会います。
ファンタジーな展開ですが、子供が夢中になってすぐに読めるので、小学2年生の娘でも読破できました。
Amazonでアニメでも視聴可能です。
サクラ咲く
中学1年生のマチが図書室の本から偶然見つけた「サクラチル」のメモ。
やがて、本のメモを通じて交流を深めていく。
日本大学豊山中学校、鎌倉女学院中学校、広尾学園中学校、法政大学第二中学校、和洋国府台女子中学校
中学受験に出題される小説:いとうみく
いとうみくさんの作品は、低学年向けから高学年向けまでの読みやすい作品が多いので、早いうちから慣れ親しむのにいいと思います。
子供でも理解しやすいですが、複雑な家族間で起こる心の成長をを題材にしたものが多いです。
娘も好きな作家さんなので、自ら色々と借りてきます。
朔と新
高速バスの事故で視力を失った兄と、その原因を作った弟の物語。ブラインドマラソンを通して、兄弟の絆を取り戻していくストーリーです。
栄光学園中学校、ラ・サール中学校、成城中学校、浦和明の星女子中学校、淑徳与野中学校、カリタス女子中学校などで出題されています。
チキン!
なんでもはっきりと言いすぎる転校生が来たことで、主人公の生活が一変するストーリー。
最終的には、正直に話すことでぶつかることもあるけど、クラスの雰囲気は良くなっていきます。
色々とありがちな、小学校生活で何かを感じることができると思います。
2017年の読書感想文の課題図書にも選ばれています。
中学受験に出題される小説:こまつあやこ
こまつあやこさんの作品は、表紙が可愛いので子供も食いつきやすかったです。
初めて児童小説に取り組む時に選ぶと、スムーズに導入できるかもしれません!
リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
マレーシアから公立の中学校に編入してきた主人公が、短歌を通して先輩と交流を深めていく話です。
小学4年生で読みました。
栄光学園中学校、海城中学校、大妻多摩中学校、早稲田実業学校中等部、浦和実業学園中学校
ハジメテヒラク
ふとした事で友達と仲違いをしてしまった中学生の主人公が、華道を通して交流を深めていく話です。
中学生の心情が細やかに書かれているので、今後出題されるかもしれないと思い読みました。
小学4年生でも読みやすい内容で、読書感想画の題材にも選んでいました。
中学受験に出題される小説:瀬尾まいこ
中学受験の頻出作家、瀬尾まいこさんの作品。
夏の体温
小学3年生の主人公の少年が長期入院中に出会ってできた、同じ歳の友達。
少年たちが友情を育んでいく様子が爽やかに描かれています。
そして、バトンは渡された
2019年本屋大賞受賞作品。
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らしています。
映画化もされた話題作
こちらの作品は、映画で先に見てしまいましたが子供も一緒に楽しめて面白かったです!
読書が苦手なお子様は、映画から入っても良いかもしれませんね。
Amazon Primeでも視聴できます。
幸福な食卓
中学受験に出題される小説:森絵都
「クラスメイツ」をはじめ、「カラフル」や「アーモンド入りチョコレートのワルツ」「みかづき」といった作品も頻出作品となっています。
クラスメイツ
中学1年生の新生活。クラスの一人一人のエピソードを紹介していきます。
これから始まる中学生活をイメージするためにもためにも、楽しく読める作品だと思います。
リズム
いとこに恋するおませな中学1年生が主人公。中高生のバイブルとしてロングセラーになっている作品です。
青い鳥文庫からも出ているので、子供が手に取りやすいと思います。
中学受験に出題される小説:西加奈子
おまじない
言葉の持つチカラはとても大きいもの。
家族について、身近な人についてをテーマにした、いろいろと気づかされ考えさせられる作品が8編
大妻中学校 、 品川女子学院中等部、 実践女子学園中学校 、 ノートルダム清心中学校
中学受験に出題される小説:佐藤いつ子
これまで『駅伝ランナー』、『キャプテンマークと銭湯と』など数多くの学校で出題されてきています。
ソノリティ はじまりのうた
気弱な少女ら五人の主人公が合唱コンクールを通して、自分らしさを見つけていく物語。
作品を通じて心の成長をテーマにしています。
今後の入試で出題される可能性大!小学2年生の次女でも読破できました。
中学受験に出題される小説:村上雅郁
りぼんちゃん
おとなになりたいと背伸びしている小6の朱理。転校生の理緒が抱える痛みを、暗闇を、知った朱理が、大切な友だちを守るためにできることとは?
湘南白百合、跡見学園
中学受験に出題される小説:葉山エミ
ベランダに手をふって
父親が亡くなってから、毎朝通学時にベランダから母親が手を振って見送ってくれる主人公の男の子。
ある日、それをクラスメイトに見られてからかわれるきっかけに。
同じ頃に、父親を事故で亡くした同級生の女子と話すように・・・交流を通した少年の成長期
表紙の絵が綺麗なので、子供も割と食いついて読みました。
晃華学園中学校、実践女子学園中学校、青山学院中等部、日本大学第三中学校
中学受験に出題される小説:久米絵美里
言葉屋 シリーズ
朝日小学生新聞で連載されていた小説で、過去に9校以上で出題されている言葉屋シリーズ。
全9巻発売されています。
「言葉屋」とは、「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供するお店。
言葉の持つ力について考えさせられる本です。
表紙も可愛いので、子供も取り組みやすく、ふりがながあるので低学年でも読むことができます。
中学受験に出題される小説:廣嶋玲子
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」で小学生から大人気作家の廣嶋玲子さん。
我が家の娘たちも大好きです。その中から「十年屋」は中学受験で出題されているそう!
十年屋
思い出と一緒に大事なものを10年間預かってくれる魔法のお店、十年屋。
小学校低学年からでも読み進められます。
まとめ:初めて読む女子におすすめの作品は?
中学受験に向けて、これまでに出題された作品や作者の中で、子供が興味を持って読みやすそうなものから順に読み進めています。
難しそうな内容だったり、表紙やあらすじで興味が持てないと、なかなか手に取ってくれない事も・・・
せっかくなら、楽しんで読んで読書好きになって欲しいですよね。
表紙が可愛くて、女子が読むのにおすすめなのは
などが、いいと思います!
低学年でも読めます!
今後も追記していきますので、ご参考になれば幸いです。
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