「SDGs 」 は、持続開発可能な開発目標という意味で、
国連サミットで2030年までに世界全体で達成しようと掲げられた目標です。
誰一人、取り残すことなく達成していくことを目指しています。
そこで、「SDGs」で掲げられている17の目標に沿ったテーマの子供向けの絵本や書籍をご紹介していきます。
難しい問題もありますが、幼児や小学生からでも、絵本を通して伝えて、学ぶことができます。
地球にはどんな問題があって、自分達ができる事はどんな事なのか?
子供達と話し合うきっかけになれば…!
17のゴール一つ一つに、1冊の本を当てはめるのは難しいです。
なぜなら、いくつかのゴールは関連し合っていて、一つの行動が複数のゴールに繋がることもあるからです。
ですから、タイトルのゴールはあくまでも参考にして、手に取ってみてください。
貧困・飢餓をなくそう
「おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり」
スラムで暮らす、ストリートチルドレンの話です。
親も家もお金もない子ども達がどの様に生活しているのか。世界ではどれくらいの子供達が貧困で苦しんでいるのか。貧困のせいで命が失われていくのか…。
普段、なかなか関心を持ったり現状を知る機会はないと思いますが、この本でストリートチルドレンの生活を知る事が出来、考えるきっかけになると思います。
文字数が多く重い問題も扱っているので、小学生以上におススメの内容です。
まんがで学ぶ開発教育 世界と地球の困った現実
「飢餓」って何?「なぜ貧しくなったの?」「熱帯雨林を守って」「水が少ないとどうなるの?」等、貧困や環境、水の問題等のSDGsで取り上げられている課題を扱っています。
4コマ漫画で書かれているので、読みやすく理解しやすいです。
小学生以上におススメです。
マザー・テレサ
貧しい人々の役に立ちたいと働きかけ続け、世界中に貧しい人や社会から捨てられた人々の為の施設を設立したマザー・テレサ。
漫画でマザー・テレサの幼少の頃からの一生が描かれているので、子供も興味を持ちやすい内容です。
安全な水とトイレを世界中に
しずくのぼうけん
水がどのように循環していくかが、しずくのぼうけんを辿って分かる絵本。
可愛い絵柄で、読みやすいので、幼児からおススメです。
人や国の不平等をなくそう
せかいのひとびと
世界の文化や肌の色が違っても、根本は同じ人間。
人間にも多様性があるということを理解しやすい絵本だと思います。
細かく描かれた絵を眺めているだけでも、楽しいです。幼児から。
エレノア・ルーズベルト
世界人権宣言が国連で採択されるように、尽力したエレノア・ルーズベルト。
人種差別や不況などの問題に、立ち向かっていく姿が素敵です!
恵まれた家に育ったエレノアは、お父さんの影響で子供の頃から貧しい人の為の慈善事業に参加し、両親を亡くした後も勉強を頑張って自信をつけていきます
その後、ルーズベルト大統領夫人としても活躍する姿は、子供にもきっと良い影響を与えてくれると思います。
つくる責任、つかう責任
もったいないばあさん
幼い子どもにも、分かりやすく節約の大切さを教えてくれる絵本。
他のもったいないばあさんシリーズも、SDGSに直結するテーマばかりです。
保育園等でも人気で、子供もお気に入りの本です。幼児からおススメ!
プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること
世界中がプラスチックゴミで溢れている!
まずは、プラスチックゴミによって傷ついた動物の、美しいけれどショッキングな写真集から始まります。
それは、プラスチックモンスターのしわざ。プラスチックモンスターってどんな悪い事をするの?
身近にいるプラスチックモンスター図鑑を見ながら、モンスターを減らす為にできるアクティビティも紹介。
この1冊で、プラスチックゴミの事について楽しく詳しく学べます。
プラスチック星にはなりたくない!
プラスチック製品はいつからどうやってできたの?どうして増えたの?
何がいけないの?とても便利だけど自然環境を汚染しているプラスチックを興味深く紹介。
今、私たちが何をしたらいいかを考えていきます。美しい自然や生き物が大好きな子供たちにおくる絵本です。
ポリぶくろ、1まい、すてた
アフリカのガンビアという国のアイサトという女性のお話。
1枚捨てたポリぶくろが、積もり積もって100枚になりました。
アイサトたちは、なかまと何とかしようと、リサイクルのお財布を作り始めたというストーリー。
環境保護や、責任ある消費、フェアトレードが含まれた事実に基づいた物語です。
ちきゅうのためにできる10のこと
地球を守るためにできる10の事が分かりやすく書かれた本です!
簡単なことから始めてみませんか?
平和と公正をすべての人に
へいわってすてきだね
沖縄の6歳の少年が詠んだ詞をもとに描かれた絵本です。
「ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。このへいわが、ずっとつづいてほしい。みんなのえがおがずっと、つづいてほしい。」
ジェンダー平等を実現しよう
くまのトーマスはおんなのこ
友達のくまのトーマスが男の子から女の子になりたいと言ったら?
男の子と女の子だけでなく、色々な性があると考えるきっかけになればと思います。分かりやすいストーリーなので、子供と一緒に読むのにおススメです。
女と男これまで、これから
歴史の中で、男性と女性の関係性はどう変わってきたのか。そして、これからはどうなっていくのかを考えるきっかけになると思います。
男女平等について、学ぶことができる絵本です。
海のゆたかさを守ろう
クレムとカニさん うみのためにできること
海のプラスチックゴミをきっかけに、環境の為に何ができるかを考えさせられる本です。
海から拾ってきた宝物と一緒にプラスチックのゴミも拾ってきたクレム。
水族館でプラスチックゴミについて調べて学校で発表をしたら、クラスの仲間が海辺の掃除をすることに…。
子どもだって、環境問題の為に始められることがある。もちろん大人にも。
プラスチック・プラネット:今、プラスチックが地球をおおっている
便利で生活に欠かせないプラスチック。
でも自然の中で分解しづらい性質がゆえに、多くの深刻な問題が起きている。
生活の為に使われているプラスチックが、どの様に環境に負荷をかけているのか。写真や絵で子供にも分かりやすく書かれています。
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