子供に与えるお金や、お小遣いについて、どの様にしようか検討していたので、
一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会 が主催する「キッズマネースクール」(無料)に小学1年生の長女と行ってきました。全国各地で開催されている様です。
「お店やさんごっこ」等のワークショップを通して、体験しながら「お金の大切さ 」 や「親への感謝」、「お金はありがとうと交換するもの」と教えてくれるそうです。
講師の方は、 一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会 のファイナンシャルプランナー 裏野由美子さんでした。
これから体験を考えている方に、スクールの流れと感想をご紹介します。
お金の歴史等についての座学
初めは、講師の先生が前に立って、その前に子供達、親は後ろに座るという座学のスタイルでした。
お金の歴史についてのお話を聞きました。
・お金ができる前は、どうやって物を手に入れていたのか
・初めてできたお金はどんなものだったのか
・外国のお金はどんな種類のものがあるのか
等です。
色々な外国のお金が見れたよ
熱心な子は、手を挙げてどんどん答えていました。
寸劇を通して、どんなお店が売れるか考える
講師の先生2人による、「うさぎのパンやさん」と「かめのパンやさん」の寸劇の後に、
・どっちのパンやさんで買いたいか?
・なぜそう思ったのか?
・自分がおみせやさんをするなら、どんな工夫をするか?
などを考える時間がありました。
お店やさんごっこ のじゅんび
子供達は、6種類のお店屋さんから、どのおみせやさんがしたいか選び、商品の塗り絵をもらって子供達だけ別室に移動します。
その間、親は大人向けセミナーを受けます。
ちなみに、親と別れた後子供達は、
・ぬり絵
・値段の付け方
・「いらっしゃいませ」と大きい声を出す練習
等をしていたそうです。
どのくらいの値段にしたら、売れやすいかな?って考えながら値段をつけたよ。
大人向けセミナー
大人向けセミナーの内容は、
・子供へのお小遣いの渡し方 3パターン(定額制・報酬制・ミックス)
・渡す時の契約書やおこづかい帳の見本
・渡したお小遣いの管理の仕方
の後、
・ライフプラン
・貯蓄の仕方
・住宅ローンの支払い方
の話を聞きます。
そこで、本題のファイナンシャルプランナーによる個人相談が受けられることをアナウンスされます。
当日、申し込みをした人のみ無料相談を受けることができる。とのこと。
無料相談については、そこまで熱心な勧誘はありませんでしたので、
初めから必要ない!という方は、そのまま相談を受けないと返答して問題ないと思います。
我が家は、これまでライフプランについて無計画だったことと、住宅ローンの見直しの時期だったこともあったので、 無料相談を受けることにしました。
一応、無料相談でも商品の押し売りは無いという事だったので、その言葉を信じて…。
お店やさんごっこ
大人のセミナーと、子供の準備が終わったら、 お店やさんごっこ が始まります。
親には、おもちゃのお金が入ったお財布を渡され、購入した後は、必ず「ありがとう」と言うように伝えられます。
子供がいる別室に入ると、一人一人、「〇〇やさん」という看板を貼った椅子の上に商品を並べ、その後ろに子供が座って待っていました。
いらっしゃいませ!!
と元気に言って お店やさんごっこ がスタートします。
おススメのものを教えてくれたり、おつりが無い場合は値切ってくれる子もいました。
全員が売切れたら、終了。
初めは1000円が1枚、500円が1枚、100円が1枚でスタートしたところから、最後はいくらになったか集計します。
低学年以下の子は、1000円札が何枚、500円玉が何枚、100円玉が何枚と親が手伝いながら数えます。
終了後は、
・初めに持っていた金額よりも利益が出たか?
・どんな事を工夫したか?
などを発表します。
おかねについての「3つのたいせつなこと 」のお話を聞いて終了!
感想
お金のプロの方達が教えてくださる「キッズマネースクール」、
個人相談のアナウンスが何度かされて、多少勧誘の雰囲気もあり緊張もしましたが、
結果としては、参加して良かった と思いました。
理由は、帰り際に娘がレストランのメニュー表を見て
このメニューはちょっと高いね。こっちの方にしようかな?
と、料金について意識し始めたことと、帰ってから妹やパパに
外国のお金を色々見れたし、お店屋さんで値段をつけて売ったんだよ!
などと、色々と話してくれたからです。
親が伝えても素直に伝わらなかったり、学校でも教えてくれないことなので、
なかなかない機会だと思います。
また、お小遣いの効果的な渡し方についても、考える良いきっかけとなりました。
注意
・そこまで強い勧誘はありませんでしたが、保険の勧誘等に嫌悪感がある方には向いていないと思います。
うちにも来て説明して頂きましたが、無理な勧誘はありませんでしたし、
お勧めしていただいた保険にも入っていません。
・対象年齢は4歳~10歳となっていましたが、塗り絵など簡単なものなので、10歳くらいの子には少し幼すぎるかもしれません。お金の計算は小さい子には難しいですが、年長~低学年くらいまでが、ちょうどよい内容かな?と感じました。
以上、「キッズマネースクール」のレポートと感想でした。
これから「キッズマネースクール」の参加を検討している方のご参考になれば!!
自宅でおかねの勉強をしたい人には、ワークブックもあります!
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